水から生まれた環境に優しい断熱材
現場発泡ウレタンフォームで断熱した住宅は暖冷房エネルギーを削減する事ができ、CO²の排出量を減らす事が可能です。
通常はフロンガスを使用して発泡させることが多いウレタンフォームですが、発泡型ウレタンフォームは水を使って現場で発泡させます。
これにより柱の間や、細かい部分にも隙間なく充填することができます。
弊社で採用している発泡型ウレタンフォームはイソシアネートと水を含むポリオールを混合することで発生する炭酸ガスを発泡材として利用するので、オゾン層破壊や地球温暖化の原因となるフロンガスを全く使用しない、地球にやさしいウレタンフォーム素材として開発されたものです。
また、人への影響も考慮し、アレルギーなどの原因とされる有害物、ホルムアルデヒドも発生させず暮らす人だけでなく施工する人にもやさしい素材です。
その上透湿性も低く断熱材内部に湿気を侵入させにくいため、躯体内の結露を抑制し、建物の耐久性も高めます。
現場発泡ウレタンフォームのポイント
１，断熱性
発泡型ウレタンフォームは無数の超微細気泡の中に多量の空気を含んでいるため、他の断熱材に比べて優れた断熱性能を発揮します。
２，気密性
住宅の躯体に直接吹付けて発泡させる発泡型ウレタンフォームの工法は隙間なく一体化した断熱材構造で、優れた気密性を発揮します。
高い断熱性と気密性をもつ住宅は省エネルギー効果が高く、建物の冷暖房に要する光熱費を削減します。
３，吸音性
柔軟性に富んだ発泡型ウレタンフォームは連続気泡構造で、一般的な独立気泡構造と比較し、 吸音性に優れています。
４，換気システム
２４時間換気システムとの組み合わせで、健康的な空気環境を作り出します。
外からの騒音の侵入や生活音の漏れを気にすることなく快適に暮らしていただけます。
発泡型ウレタンフォームのQ&A
Q,1発泡型ウレタンフォームって他の断熱材と何が違うの？
A.硬質ウレタンフォームを現場で水の力により発泡し、吹付け施工する断熱材です。
細かい部分にも隙間なく充填でき、接着性も高いため安定した断熱効果を得ることができます。
Q,2 断熱性が高いとどんなメリットがあるの？
A.１年通じて、省エネルギーで快適な温度を保てます。
隙間のない構造で家中を密閉するため、冬場も暖房で温めた空気が逃げにくく家中が暖かです。
底冷えや部屋によって温度差が生じるヒートショックも軽減できるため、お年寄りや冷え性の方も安心に暮らせます。
Q,3 子供がアレルギーなんですが影響はありませんか？
A.悪い影響はありません。むしろ、他の断熱材よりも良い影響があります。
一般的に断熱材として使用されているグラスウールは吸水性質があるためカビが発生しやすく、またカビはダニの餌にもなる為必然的にダニが発生します。
一方発泡型ウレタンフォームを採用すると断熱材に隙間がないため壁内結露が発生しにくい住宅になります。
Q,4 省エネルギー効果はあるの？
A.いままでの断熱材よりも高い効果が得られます。次世代省エネルギー基準に対応可能です。
隙間のない構造で冷暖房の熱ロスが少ないため、具体的に暖冷房費で比較すると一般的な断熱住宅に比べランニングコストは約1/2に抑えられることができます。
Q,5 断熱効果以外にもメリットはあるの？
A.もちろんあります。
隙間の生じない発泡型ウレタンフォームでは、在来隙間から入り込んでいた外部の騒音や気になる内部の生活音の漏れをシャットアウトします。
Q,6 火事で燃えるのが心配です…
A.発泡型ウレタンフォームは熱硬化性プラスチックです。高温になっても液化しません。
火災の際にアクアフォームは約300～400℃で個体の状態で燃焼し、二酸化炭素等を発生しする ためそのもの自体は炭化します。